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あなたは知っていますか?

おさかなボーロの歴史。

創業から70余年、「おいしくて安全」を追求し続けてきた当社の原点ともいえるおさかなボーロ。
初代の発案から、時代の流れに合わせた数々の変化や困難もありました。
くじけず、負けず、挑み続けた歴史の一端をご紹介します。

おさかなボーロHISTORY

福井県の足羽川に遡上する鮎から着想した鮎ボーロは、時代にあわせ少しずつ進化を続けています。そもそもボーロはホロホロっとした食感が特徴ですが、この脆さのため魚のような複雑な成型が難しく、高い成型技術を持つ製菓会社はごくわずかです。

1940年代

黎明期

当時名古屋市西区の製菓会社で修行中だった初代が、故郷である福井県足羽川に遡上する鮎からヒントを得て、今のおさかなボーロの原型となる鮎の形のボーロを開発しました。

1949年

創業

初代が独立し、岩本製菓株式会社を創業。
当時は戦後で食べ物が不足し、子供たちは栄養不足になっていました。子供たちが、お菓子を通して栄養満点でおいしい卵を食べられるようになってほしい。この想いを持って、弊社は創業しました。当初は型抜きボーロが主流で、小判型やシンプルな形状の野菜や動物型のボーロも作っていました。

1950~60年代

機械導入

当初は初代夫婦と初代の母親だけの小さな会社でしたが、戦後復興にともなってお菓子の需要が高まり、生地をこねる、ボーロの形を作る、焼く、計量・包装する等を手作業で続けるには限界があり、生産規模を拡大するため名古屋市西区に移転。
トンネルオーブンをはじめとする製造機械を導入し、社員も増やすことで、生産量が2倍、3倍になり、 多くの方にお菓子を召し上がっていただけるようになりました。

1960年代

鮎ボーロ誕生

工場が軌道にのり、主軸となるお菓子を作りたいと思い入れの深い鮎ボーロを商品化。当時は「鮎が入っているの?」と勘違いされることもありましたが、ほどよい歯ごたえとやさしい甘さは幅広い世代に受け入れられ、現在にまで続くロングセラー商品の一つとなりました。それまで大きな缶からの量り売りだったお菓子業界にも、ポリプロピレンによる個包装が普及し、形が崩れやすい鮎ボーロでも安全な輸送・陳列が可能となり、より多くの人の手に取っていただけるようになりました。

1965年

稲沢市に移転

当時は小麦がまだ高く、ビスケットやクッキーは高級品でした。ボーロは北海道産の馬鈴薯からとれるでんぷんが原料のため安価で安定して作ることができ、「安くておいしい」と評判に。また、飴やキャラメルと違って口どけもさっぱりしているので農繁期の休憩時のおやつとしても広く普及し、需要はさらに高まっていきました。生産力を上げるには名古屋市西区の工場が手狭になり、さらに機械化を推進するため稲沢市に移転し、現在に至ります。

1970年

五連ボーロ誕生

型抜きボーロより丸いボーロを作る方が手間がかかりますが、「小さな子どもにも食べやすい形状がほしい」というお客様の声を取り入れ、丸いボーロもあわせて量産するようになりました。お子さんがおやつとして召し上がる量も考慮し、「手ごろな価格で、食べきりサイズ」である5連包装が採用されました。また売り場でも分かりやすくするために、棚置きから吊り下げ式の陳列を提案し、現在の販売形式を確立しました。

2014年

鮎のかたちの卵黄ぼうろを発売

食べるものに乏しかった時代に、手軽に栄養のあるものをという思いで創業しましたが、いつしか物が豊かになるとともに消費者の選択肢が増え、お菓子に求めるものも多様化してきました。アレルギー対応・栄養機能を付加した商品など高付加価値なお菓子の開発が活発になり、国産原料を使用したお菓子として鮎ボーロを拡充。従来の鮎ボーロとあわせ、定番商品となりました。

2024年

カル鉄おさかなボーロ発売

お腹と心を満たすお菓子から、健康にも配慮したお菓子へと価値観が変化していく中、厚労省によるカルシウム強化の策定を受け、当社でも新しいお菓子作りに取り組むことにしました。以前より「国産原料」「カルシウム」にこだわって作っていた鮎ボーロと鮎のかたちの卵黄ぼうろの商品を統一し、新たにカル鉄おさかなボーロとしてリニューアル!
栄養機能を付加することで、消費者それぞれのニーズにあったものを手にしていただいています。

私たちの取り組み

「売り上げは消費者からのお礼。
消費者の声をいかに聴けるかが大切」

私たちの原点は「お客様に喜んでいただくお菓子を作り続けたい」という想いです。
「手軽に栄養が摂れる安価でおいしいお菓子」から始まり、いまでは「おいしく栄養バランスをサポートするお菓子」へと変わっていっても、根底にある「お菓子を通して幸せの時間を創造したい」という願いは創業時から変わりません。

バブル経済の波に飲まれそうになった時期もありましたが、バブルが崩壊して改めて何を作るべきかを考えたとき、小手先の開発ではなく、消費者の声をいかに聴き、消費者に目を向け、「何を必要としているか」「どんなものが喜んでいただけるか」をしっかり見つめて「世のため人のため」という観点で商品開発に着手したことが大きな転機となりました。

たとえば、オーガニック商品やアレルギー対応商品、栄養強化商品を増やしたり、国産原料や製造工程にこだわった安心して食べられるお菓子を通して、ニーズにあわせた商品開発でお菓子選びができるようにしてまいりました。

こうした長年の活動が評価され、お菓子の普及を目指す菓子博覧会から名誉総裁賞を受賞。これで慢心せず、お菓子作りと真摯に向き合い、ただ食べるだけのお菓子から、お菓子で得られる心の喜びを重視し、その結果がお客様からのお礼=売上につながると信じ、「おいしくて安全」なお菓子作りを続けてまいります。

岩本製菓はあなたを待っています。

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〒492-8181
愛知県稲沢市日下部北町4-5
TEL : 0587-32-5138
FAX : 0587-23-1256

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